全ユーザーの役に立ちたいブログ:01-6-2016

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国際結婚すると告げた私に
「聞きたくない…」と
パパは予想通りの反応をした。

私も反発して
別に祝って貰わなくて結構だと言い放った。

お父さんは野球が好きで地元の少年野球団の監督をしており、
自らも草野球チームのエース。

一方、ボクは大の運動嫌い、
父親の期待を踏みにじり、
買って貰ったグローブを、大雨の中外に置き去りにした事もある。

わたくしとは対象的に、弟はスポーツ少年に育った。
あたしは父がおとうとばかり気にかけていると感じ、
大学で一人暮らしを始めるまで、父の前で素直になれなかった。

大学時代、おれは世界中を放浪して過ごした。
そんなあたしをずっと心配してくれたのはママだった。
父親には黙って旅に出ていたが、
母親は親父に全て話していたらしい。

その後、おいらが商社に内定した時、
親父はおいらを行きつけの居酒屋に連れていった。

会話は少なかったが、
常連客から「男の子さんと飲めるなんて幸せだね」と囃されて
親父は嬉しそうにしていた。

徐々に解れた親子の糸は、
ボクが大学時代に出会ったタイの女性と
結婚すると決めたことで再び縺れてしまった。

ママや弟、婚約者のためにも
パパとの関係を修復しなければならない。

1週間位前、おれは実家に出向いて
父をキャッチボールに誘った。

ボクの投げる球は
お父さんの所まで届くのに精一杯だったが、
パパの球はおれの胸元まで真っ直ぐ飛んできて
その度に手のひらがビリビリと痺れた。

最初にクチを開いたのは父だった。
「お前のやりたいようにやれ。お前より年上の人間なんて先に死んじまうんだから、
周りの理解など求めんでいい」

わたくしが返事をするより先に弟が来て
「仲良しじゃん」と嬉しそうに言ってきた。

あたしはボールを投げ返しながら
「親子だからな」と言ってみた。

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